中島の鉄道ブログ

九州内の鉄道、主に駅巡りなどを中心としたブログです。 ご覧いただきありがとうございます。

カテゴリ:JR九州 > 乗車記

平成28年の熊本地震で不通区間になっていたJR豊肥本線の肥後大津~阿蘇駅間が
令和2年8月8日(土) 約4年半ぶりに開通しました。
震災前は熊本駅~宮地駅間を、震災後の不通期間中は大分、別府~阿蘇駅間で走っていた
「特急あそぼーい !」も今回の全線開通に合わせて熊本駅~別府駅間で
運行されるようになったので、開通二日目の8月9日(日) 大分駅まで乗車してみました。
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熊本駅3番ホームから 9:09分発の 別府行「特急あそぼーい ! 」に乗り込みます
震災前は地上駅の0番ホームで発着していたので
高架駅になった熊本駅のホームで久しぶりに見る「あそぼーい !」
に何か感慨深いものがあります。
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1号車と4号車の先頭部分は眺望が楽しめるパノラマシートになっています。
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3号車の親子で楽しめる白いくろちゃんシート。
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子供が遊べるスペースもありますが
新型コロナウィルス対策でお休みでした。
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ゆったりとした普通席 
今回はこの席を利用しました。
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一路目的地へと向かいます。
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不通区間になっていた大津駅から瀬田駅を過ぎると
右側に国道57号線が見えてきました。
この国道も現在この先の立野付近で通行止めになっていますが
今年の10月頃に開通するとのことです。
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新しくなった立野駅に到着
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この日は「ななつ星in九州」が試運転のため停車していました。
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7月の豪雨災害で被害を受けた久大線の代わりに
今回この区間を走るようになったのですが
被災地の事を考えるとやや複雑な心境でもあります。
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従来より約30mほど短くなった立野駅のホームで長編成のボディを
持て余し気味のななつ星の横を過ぎてスイッチバックで赤水、阿蘇方面へと向かいます。
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スイッチバックの線路が見えてきました。
真新しいバラストとコンクリート製の枕木に敷かれたレールが新鮮です。
右側に見える線路がこれから進む赤水駅方面
列車はこのまままっすぐつき当たりまで進み
進路を変えてこの逆方向の線路へ進みます。
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進路が変わりました。
右側が今まで通ってきた立野駅方面です。
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車窓から工事中の新阿蘇大橋も見えてきました。
こちらは来年3月開通予定らしいです。
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スイッチバックを通り赤水駅を過ぎると田園地帯に阿蘇五岳も見えてきます。
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やがて阿蘇駅に到着です。
実に約4年半ぶりに熊本方面からまた列車で
ここまで来ることが出来るようになりました。
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宮地駅を過ぎ
滝水駅を過ぎて大分県に入ります。
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豊後竹田駅を通過した辺りで
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3号車の売店「くろカフェ」で購入した
あそこどもぷりんと大人プリンを食べてみます。
あそこどもぷりんは「あそぼーい!」の車内限定販売らしいです。
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やがて中判田駅に到着
目的地までもうすぐです。
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12:17分、大分駅に到着。
列車はこのまま別府駅まで向かいますが、今回はこの大分駅で下車
約3時間に及ぶ乗車時間でしたが、車窓の風景も飽きることなく
不通区間だった沿線では地元の人が手を振ってくれたり
駅でも多くの人が歓迎されていたりで
待ちに待った豊肥本線がまた全線つながったことで
本当に良かったなと思いました。
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乗車記念にいただいたくろちゃんポシェットと記念乗車証

熊本駅~三角駅間を結ぶJR九州人気の観光列車特急「A列車で行こう」
に乗ってみました。
今回利用したのは、熊本駅を10時35分に出発する「 A列車で行こう1号」です。
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ジャズの名曲「TAKE THE "A" TRAIN」が流れる中
6番ホームに2両編成のA列車が入ってきました。

車内は「16世紀の天草に伝わった南蛮文化」をテーマに
デザインされているそうです。
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1号車 座席
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1号車にはA-TRAIN BARと称するカウンターバーがあり
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  人気のハイボールやジュースなど
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横にあるソファ席でくつろぎながら飲むことができます。 
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ディスプレイ用のケースには関連のグッズなども展示されています。
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2号車 子供椅子席
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2号車 座席
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バーカウンターでドリンクを購入しました。
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ハイボールも気になりましたが、今回はデコポンジュースと
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あまくさ地アイス塩バニラにしてみました。
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風景を楽しみながら味わいます。
窓の外には有明海の美しい海が広がっています。
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やがて「A列車で行こう1号」は、11時12分三角駅に到着しました。
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熊本駅から40分にも満たない乗車時間で
もう少し乗っていたいほど快適な列車の旅でした。
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鹿児島中央駅~指宿駅間を運行しているJR指宿枕崎線の観光特急
「いぶすきのたまて箱」に乗ってみました。
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鹿児島中央駅14:02発 いぶすきのたまて箱5号に乗り込みます。
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大胆にも中央から縦に色分けされたデザインが印象的です。
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1号車
ゆったりとしたシートの豪華な車内です。
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3号車(予備車)
一段高くなっている展望席
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2号車
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本棚のあるソファ席
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キッズスペースもあります。
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カウンター席はすべて海側を向いています。
今回はこの2号車カウンターの回転椅子の指定席にしてみました。
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その座席から海を眺めながら
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車内販売の「玉手箱スイーツ」を買ってみました。
中味は指宿産のそら豆を使ったクッキーに
指宿産菜の花蜂蜜と頴娃産のお茶を使ったサブレでした
(撮影のため袋から出しています)
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途中喜入駅に停車し
地元の方の歓迎を受けながら14:58分指宿駅に到着しました。
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楽しくてもう少し乗っていたいくらいでした。

鹿児島県のJR指宿枕崎線を走る黄色い列車キハ200系 NANOHANA号
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今回は指宿駅から快速「なのはな」に乗ってみました。

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鮮やかな黄色いボディが映えます。

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特急「いぶすきのたまて箱」の横を

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今回車内はロングシートでした。
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吊り革の中には一部ハートの形をしたものもあります。
「あなたに幸せが訪れますように。」の文字が
JR九州鹿児島支社もなかなか粋ですね。
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青い海を眺めながら
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幸せの黄色い列車は海岸線を走ります。
(キハ200系は快速の他、普通列車としても運用されており
こちらは普通喜入行きです。)

人吉駅からJR九州の人気の観光列車「いさぶろう・しんぺい」号に乗ってみました。
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この列車名の由来は、人吉~吉松間が建設され明治時代当時の逓信大臣山縣伊三郎と
同区間の開業当時の鉄道院総裁であった後藤新平にちなんで
名づけられています。
行きと帰りで列車名が変わり
熊本からの下りが「いさぶろう」号
吉松からの上りが「しんぺい」号となっています。
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吉松方面から人吉駅16時43分発「しんぺい4号」がやってきました。
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夕方の光に照らされて赤いボディがより鮮やかに輝いています。
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国鉄時代の古い車両のキハ40系(キハ47形・キハ140形)が
平成21年にJR小倉工場でこのようなお洒落な列車へと生まれ変わりました。
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緑あふれる肥薩線を走り
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エメラルドグリーンの球磨川を眺めながら一路熊本駅を目指します。
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ワイドな窓の展望スペース
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車内には沿線の観光案内図も。
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ワンマンカーでの運行なので整理券と運賃箱もありますが
車内には客室乗務員もいて案内や車内販売などがあります
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レトロで和のテイストを感じる車内は
同じ人吉~熊本間を走る「かわせみ やませみ」とはまた違った良さがありました。
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