中島の鉄道ブログ

九州内の鉄道、主に駅巡りなどを中心としたブログです。 ご覧いただきありがとうございます。

2022年04月

熊本市西区にある熊本市交通局の段山町(だにやままち)電停までやってきました。
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B系統上熊本ー健軍町線が運行されており
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電停番号はB5番
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乗り場は特に雨よけなどはなく、ホームもやや狭めです。
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杉塘電停方面
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先が少し坂になっています
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この辺りは明治初期までは東側の藤崎台方面から西側の島崎方面にかけて
台地になっており段山と呼ばれていたらしいです。
その後鉄道を通すため山を切り開いて線路を敷いたと言われています。
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電停を出発する健軍行き1200形
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蔚山町(うるさんまち)電停方面から上熊本行0800形COCORO
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蔚山町電停方面から見た上熊本行
電車は段山トンネル手前から左方向へと曲がります。
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段山町~蔚山町間のカーブを行く
熊本花博ラッピング車
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電停の後ろに見えるのが段山トンネルから島崎方面へと続く跨線橋です

熊本市西区上熊本にある熊本市交通局B系統の始発駅、上熊本電停です。
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道路を挟んで熊本ゆかりの文豪夏目漱石像がある
バス乗り場付近から見た上熊本電停
(夏目漱石は明治29年、旧制第五高等学校(現熊本大学)の英語講師として
赴任し池田駅(現上熊本駅)に降り立っています。)

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レトロな感じの建物はもとJR上熊本駅舎で
JR鹿児島本線の高架化に伴い解体された当時の上熊本駅を
2006年に一部移築して市電乗り場となりました。
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西側には高架化されたそのJR鹿児島本線が通っています。
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頭端式ホーム3面2線
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駅番号はB1、イメージカラーは青です。(A系統は赤)
以前は「上熊本駅前」という電停名でしたが、旅行者などから
「熊本駅前」と混同されることから2019年から「上熊本」に改められました。
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0800形COCOROとチャギントンラッビング車
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2番乗り場前には俳句を投稿できる
わが輩通りのポストがあります。
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乗り場の向こう側は車両基地になっています。
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車両基地から9200形健軍行きがやってきました。
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乗り場の反対側にはJR上熊本駅前広場を挟んで
熊本電鉄上熊本駅があります。
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0800形COCORO
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久しぶりに乗ってみました。
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健軍町方面へと向かいます。

熊本電気鉄道では2022年3月27日(日)から元静岡鉄道から導入された
1000形車両が運用開始されています。
それを記念して4月10日(日)には1000形の写真撮影会が行われました
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会場の北熊本駅車庫内では2016年に引退した元東急5000形を一番手前に
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その先の中央に今回の主役の1000形が
左右に元東京メトロ03形と01形を従えて並んでいました。
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今回新たに熊本電気鉄道に導入されたのは
元静岡鉄道の1000形1009編成(1009-1509号の2両編成)です。
1979年に製造され2021年まで静岡清水線で運用されていました。
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近年は東京の地下鉄の車両を導入することが多い熊本電鉄でしたので
地方の鉄道会社からの車両は珍しいのではないかと思いますが
熊本電鉄では1976年から1979年にかけて元静岡鉄道の
クモハ100形(熊本電鉄形式500形、600形、2000年に引退)
という車両を導入した実績があり
今回実に42年ぶりの元静岡鉄道車両となります。
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ワイドな非貫通型窓に丸いライトがキュートな感じで
静岡鉄道時代の3色のストライプもそのままです。
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熊本城のイラストが入ったヘッドマークも取り付けられました。
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左に小さく見えるのは営業運転中の03形御代志行
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18m級3扉、オールステンレス製のボディです。
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行先表示器はLED化され、従来の他の車両の駅名だけの表示から
「KD 01 上熊本 Kami- kumamoto」
のように駅番号とローマ字併記になっています。
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社章も01形や03形の東京メトロ風のものと違いシンプルなもの
サイドの行先表示板もアナログです。
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車内も見学することが出来ました。
写真手前左側は車いすスペース用として座席は取り除かれています。
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1000形の中吊りポスターも掲げられています。
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昭和54年東急車輌のプレート
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つり革の広告は新しく「くまでんSHOP」の物が付けられています。
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ワンハンドルマスコンを採用した運転台
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車歴43年目で第二の勤務地にやってきた1000形
これからも熊本の街をいつまでも元気に走ってもらいたいものです。
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今回の撮影会に参加するには500円が必要でしたが
くまでんSHOPでの買い物で500円の割引券として使用できるので
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駅にあるくまでんSHOPで
熊本電鉄カレー(648円)を買って帰りました。
肥後の赤牛を使用した本格ビーフカレーです。
パッケージの車両は2020年に引退した
元東京都営6000形くまモン電車です。

JR九州では現在SL人吉号と人気ゲームの桃太郎電鉄がコラボした「SL桃鉄号」が
熊本~鳥栖駅間で運行されています。(3月26日(土)から4月9日(土)までの土日6回運行)
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10時42分、「桃鉄」のヘッドマークを付けた「SL桃鉄号」が
熊本駅の6番ホームに入線してきました。

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後ろにはDE10を従えています。
普段は付けられているSL人吉のヘッドマークは外されていました
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行先表示板も「無限列車」の時は特別製でしたが
今回は通常のSL人吉タイプです。
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大正11年(1922年)・日立製作所製
今年で100歳となる58654号機です。
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10時50分鳥栖駅に向かって出発です。
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4月10日(日)からは今年も被災した肥薩線の代わりに
鹿児島本線の熊本~鳥栖駅間で「SL人吉」として日にち限定で運行されます。

くま川鉄道の肥後西村駅へとやってきました。
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肥後西村駅がある球磨郡錦町はフルーツの里ということで
駅舎にはフルーツのタイル画が描かれています。
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無人駅で扉や窓もない開放的な待合室です。

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タイル画が書かれた1面1線のホームの前には
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田園地帯が広がります。
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湯前方面から列車がやってきました。
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行先表示は人吉温泉となっていますが
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令和2年7月豪雨災害でこの先の球磨川第四橋梁が流失しており
列車はこの駅までです。
(平日は連絡バスが人吉温泉駅まで接続しています)
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ホームの先には仮設の車止めが設置してあります。
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折り返し湯前行となります。
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改札口
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ダイヤも災害前に比べて少なくなっています。
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湯前駅方面に向かって出発していきました。
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反対側肥後西村駅から先の人吉温泉駅方面は
まだ具体的な復旧の見込みは立っていませんが
一日も早いくま川鉄道の全線開通を願いたいものです。
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このような風景がまたいつの日か見られますように
写真は人吉豪雨以前に撮影した流失前の球磨川第四橋梁です。

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