中島の鉄道ブログ

九州内の鉄道、主に駅巡りなどを中心としたブログです。 ご覧いただきありがとうございます。

2016年09月

福岡市博多区にあるJR鹿児島本線の南福岡駅です。
1階と2階が店舗でその上がマンションになった複合型駅ビルの中にあります。
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1890年(明治23年)雑餉隈駅(ざっしょのくまえき)として開業。
1966年(昭和41年)に現在の南福岡駅に駅名が改称されました。
ちなみに近くを走る西鉄天神大牟田線には雑餉隈と言う駅名が現在も存在します。
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二階にある改札口です。
   自動改札機が並ぶ普通の駅の風景ですが、          
    南福岡駅は1999年(平成11年)にJR九州で最初に自動改札機が設置された駅だそうで
        博多駅よりも数ヶ月早かったというから、ちょっと意外な気もします。
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駅名標のイラストは近くにある十日恵比須神社のえびすさん
特定都区市内(福岡市)を表す青の「福」の文字と共に何となく縁起が良さそうです。
駅の所在地も博多区寿町ですから。

この駅の横にはJR九州の管内でも最大級の南福岡車両区がありますが
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5番ホームから見ると、車両基地にいろんな列車が並んでおり
鉄道ファンにはたまらないものかもしれません。
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運よくホームでも787系の回送列車を見ることが出来ました。
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787系は現在、長崎本線や日豊本線、福北ゆたか線などで活躍中ですが
かつては「つばめ」として鹿児島本線を当時の西鹿児島駅まで
走っていた車両ですので、ちょっと懐かしい感じもします。
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ホームでしばらく撮影した後
最後はこの813系で南福岡駅を後にしました。

福岡県の筑豊方面を走る平成筑豊鉄道には、以前記事にアップした内田三連橋梁
と共に鉄道遺産と呼ばれる貴重なものがあります。
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その鉄道遺産があるのは田川郡赤村にある田川線「源じいの森」駅付近です。
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ここから自然学習村ほたる館方面に行くと
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 青い貨車が見えてきます。国鉄ヨ9000形という車掌車です。
当時の国鉄が昭和43年に製造した高速度対応(100km/hで走行可能)
の試作事業用貨車で、主に筑豊地区の石炭列車として運用されました。
2両作られたうちの唯一現存する車両です。

この貨車の横から下を走る線路を見るとその先にトンネルがあります。
1895年に完成した九州最古の鉄道トンネル、石坂トンネルです。
第一と第二の二つのトンネルで形成されており
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トンネル建設にあたっては、同じ田川線にある内田三連橋梁の建設時と同じ
技術顧問にドイツ人技師ヘルマン・ルムシュッテル氏を招いています。
こちらも石積みと煉瓦積みを組み合わせた構造になっています。
単線にしてはトンネルの幅が広いのは将来の複線化を想定していたためです。
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源じいの森駅を出発した平成筑豊鉄道のマスコットが描かれた「ちくまる号」が
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トンネルの中に吸い込まれるように入って行きました。
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石坂トンネルは1999年には国の登録有形文化財にも登録されています。


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ちなみに博多駅のJR博多シティ屋上にあるつばめの杜ひろばの鉄道神社には
「九州鐵道建設之恩人」と刻まれた
ヘルマン・ルムシュッテルの記念碑があります。
九州の鉄道建設において貢献した偉大な人物だったのですね。

西鉄天神大牟田線のは2010年に開業した西鉄にとっても比較的新しい駅です。
と言う駅名は駅の所在地である福岡県筑紫野市二丁目からつけられました。
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駅の文字も
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踏切を挟んで上下線それぞれに駅舎と改札口があり
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こちらは上り線天神福岡方面の改札口です。
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駅名標の色も他の天神大牟田線の駅の白地とは違い
ここでは特別に色になっています。
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駅は普通列車のみの停車駅で、撮影中に5000形大牟田行き特急と
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5000形福岡天神行急行
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それに3000形福岡天神行急行列車がそれぞれホームを通過していきました。

駅訪問シリーズ、今回は福岡県久留米市のJR久留米駅です。
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水天宮口と名付けれらた西側の新幹線駅口から入ってみます。
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西側と東側は「ほとめき広場」と言う
ステンドグラスが美しい天井の高い連絡通路で結ばれており
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東側(まちなか口)の方にはからくり時計と
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ゴム産業発祥の地久留米らしく世界最大級のタイヤや
 他にもとんこつラーメン発祥の地の碑などもあります。
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連絡通路中央の改札口から在来線の乗り場に降りてみました。
3面5腺のホームです。
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駅名標のイラストは久留米市の市花であるつつじ
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久留米駅は久大線の起点駅でもあるため1,2番ホームは
多少複雑な構造になっており、切り欠き型の2番ホームの横には
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そのまま鹿児島本線博多方面へ続いている1番ホームがあります。↑(黄色い列車側)
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その1番ホームに進入する上り博多行の特急ゆふいんの森 
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南側から見た2番ホーム 
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駅の北側、鹿児島本線の上り博多方面はすぐ先が筑後川になっています。
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筑後川と言えば、改札口前の連絡通路にはこんなのもありました。
久留米市はかっぱの街でもあるのですね。
もしかしたら昔はかっぱも川から列車が通るのを眺めていたのかも。

久しぶりに鹿児島市まで行ったので市電を撮影してみました。
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鹿児島市役所前を行く9500形ラッピング車(岡畑農園)
1937年に建てられた鹿児島市役所本庁は
    国の登録有形文化財にも指定されています。
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ラッピング車 (鹿児島ユナイテッドFC号)の1000形
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鹿児島市交通局標準塗装の2100形
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明治維新150年記念ラッピング車の9500形
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鹿児島中央駅前にて
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黄色いカラーが鮮やかな1000形 愛称ユートラム

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3車体連結構造で運転室が広いのが特徴です。

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谷山電停にて

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