中島の鉄道ブログ

九州内の鉄道、主に駅巡りなどを中心としたブログです。 ご覧いただきありがとうございます。

2017年01月

今回は福岡県大牟田市にある西日本鉄道 天神大牟田線の西鉄大牟田駅
訪れてみました。
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JR大牟田駅と隣接しており西鉄の駅があるのは西側になります。
同社の車両の5000形を思わせるような色合いの駅舎です。
右側に見えるのは大牟田駅連絡橋。
東口から西鉄を利用する場合はこの橋を渡ってきます。
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頭端式ホーム3面3線で降車専用を含めて4番から8番までホームがあります。
(1番から3番はJR線用)
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駅名標にはJR線との乗り換えを示す案内もあります。
なお、西鉄では利便性向上のため平成29年2月から全駅に番号制を導入し
駅名標にも順次ナンバリングが入るそうです。
天神大牟田線の場合は路線記号でアルファベットの「T」の文字と
その横にT 50とかの駅のナンバーです。
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停車中の車両の向こうにはJR大牟田駅のホームもが見えます。
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昔は写真右側のJRの線路から西鉄側に線路が延びており
西鉄に新しく電車を搬入する場合に利用されていました。
今でもその線路の先に枕木の跡が僅かに残っています。
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終着駅なのでここで線路が途切れています。
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柳川観光電車「水都」
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並走区間ならではの西鉄7000形とJR815系のツーショットです。
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折り返しの西鉄電車に乗り込むと窓の向こうにJRのホームと813系が見えました。

島原鉄道では昨年の9月から1号機関車ラッピング車が運行されています。
1号機関車とは日本で初めて1872年(明治5年)に開業した新橋~横浜間の鉄道を
走った蒸気機関車で、その後1911年(明治44年)に島原鉄道に譲渡され
1930年(昭和5年)まで島原の地を走っていました
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南島原駅に到着したキハ2500形の「1号機関車ラッピング車」です。
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ボディの両側には窓の部分をうまく利用して1号機関車が描かれています。
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中央には「日本の1号機関車が走った島原鉄道」の大きな文字も。
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正面には1号機関車のヘッドマークも付いてます。
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南島原駅~島原外港駅間にて

なお、当時走っていた本物の150形1号機関車は
さいたま市の「鉄道博物館」に展示されており
今でもその当時の姿を見ることが出来ます。
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かつて炭鉱の街福岡県大牟田市の三池炭鉱専用鉄道を走っていた電気機関車
地元では「炭鉱電車」と呼ばれ親しまれていました。
1997年の閉山後は大牟田市に譲渡され民間の工場の敷地内に保存されていましたが
2016年10月から西港町の三川坑跡に展示されることになり
現在その四両の電気機関車が屋根付きの立派な展示スペースに並んでいます。
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それでは写真左の車両から一両ずつ簡単に紹介していきます。
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① アメリカ GE製15トン 5号機関車
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明治41年製造、現存する電気機関車の中で最古級の物です。
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大枠の一端に運転席を持つ鉱山型機関車で
扉がなく窓から出入りします。
その独特の形状から「ガメ」と呼ばれ親しまれました。
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② ドイツ ジーメンス製20トン 1号機関車
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運転台を中央に於いた凸型車体
明治44年製造
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ちなみに同じ大牟田市の宮原抗前駐車場にある炭鉱電車型公衆トイレは
この1号機関車をモデルにしています。
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③ 三菱造船製20トン 5号機関車
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大正4年製造
上のドイツジーメンス製の20トン機関車を手本に製造されたので
二台並んでみると外観もよく似ています。
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 ④ 東京芝浦製作所45トン 17号機関車
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昭和10年代から20年代にかけて石炭の産出増大に伴い増備された
全長12m大型の機関車です
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国内の私鉄、工場用線に供給した「戦時標準型」と言われる
産業用電気機関車の元となった1号機です。
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                    ここでは炭鉱電車の見学はもちろん       
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世界文化遺産のひとつでもある三川坑跡を
ガイドの方による案内で見学することが出来ます。
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この機会に近代化産業遺産の歴史について学んでみるのもいいかもしれません。

JR九州の筑豊本線(若松線)では昨年10月から新型の819系車両が運行されています。
この車両は「DUAL ENERGY CHARGE TRAIN」と言って、電車でありながら
電化区間は充電しながら走行し、非電化区間もバッテリーで走れるという
ハイブリッドシステムを搭載した車両で、自動車に例えると まぁプリウスPHVや
アウトランダーPHEVみたいなものでしょうか?
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今回、折尾駅から若松駅まで実際に乗車してみました。
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シートも色違いでお洒落な感じです
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降りる際は、ドアは自分でボタンを押して開けるという
半自動ドアになっています。
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若松駅に停車中の819系
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愛称は「DENCHA」(でんちゃ) 何だか可愛いですね。
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本城駅にて
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ベースとなった817系や唐津線の305系と同じ黒い顔です。
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非電化区間はパンタグラフを下げて走行します。

大分県宇佐市にある日豊本線の宇佐駅を訪れてみました。
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宇佐神宮の最寄駅ということもあり
(駅から約4Km。かつてはここから宇佐神宮まで鉄道路線もありました。)
外観も宇佐神宮をイメージした神社風になっています。
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SUGOCA読み取り機にみどりの窓口もある業務委託駅で
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2面3線の単式と島式のホームの駅です。
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特急も約半数が停車します。
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ホームには神社風の国東半島案内板があります。
駅名標も凝った作りのが何種類かあって
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こちらは一般的な駅名標
中央のイラストはもちろん宇佐神宮です。
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神社風の駅名標もあります。

何種類かある宇佐駅の駅名標の中でも
最もデザイン的に優れているのはやはり↓これでしょう
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一見USAアメリカ合衆国の国旗のようにも見えますが
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宇佐神宮南中楼門のイラストと「八幡総本宮宇佐神宮」という文字を巧みに配置して
配色とデザインでUSA風にしたものです。
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神社をイメージをした和風の駅の中にもUSAつながりという事で
ちょっとした遊び心でアメリカ色を出した宇佐駅
なかなかユニークな駅でした。                   

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